お盆で食べてはいけない食べ物と理由をまとめてみた
お盆は、ご先祖様の霊を家にお迎えし冥福を祈る行事です。旧暦7月15日ごろの行事ですが、今は7月や8月に行う地域があります。
盆踊りを踊ったり、迎え火や送り火を炊いたり、たっぷりの食べ物をお供えをしますが、食べてはいけない・お供えしてはいけない食べものがありますので、うっかり食べてしまわないように注意しましょう。
お盆で食べてはいけない食べ物
お盆になると、親戚一同が集まるご家庭も多いのではないでしょうか。私も毎年両親の実家に集まって、お坊さんをおよびして一緒にお経をあげます。小さい頃はお経が長くてずっと正座をしていると足がしびれて動けなくなるのがとても辛かったです。
そして、お坊さんが帰った後は、小さい子供からお爺ちゃん、お婆ちゃんが集まってご飯を食べるのが恒例になっていました。
大勢の人が集まるのに、クリスマスやお正月に比べて割と質素な食事です。その意味を最近になって知ったのですが、お盆には食べてはいけない食べ物があるんです。それが次のものになります。
・魚
・その他の動物
なぜこれらを食べてはいけないのでしょうか。これには昔ならではの意味があります。
お盆の食べ物は仏教の習わしに基づいていた
お盆に料理を食べるのは、住み慣れた家に帰ってくるご先祖や亡くなった霊を迎え入れて、一緒にごちそうを食べるためです。
この料理には仏教の習わしに基づいて決まりごとがあります。
仏教には「五戒(ごかい)」という教えがあり、その中で生き物が殺生が禁止されています。そのため、お盆の時期には肉や魚、その他の動物を食べてはいけないという習わしがあります。
ですので、お盆には肉・魚を食べずに海藻や果物、野菜、豆類などの精進料理を食べるんです。出汁も昆布や干しシイタケなどの植物性の食材を使って料理します。
どんな精進料理を食べればいいのかわからない方は、昔の和食を思い浮かべるといいでしょう。
- ごはん
- 汁もの
- 煮豆
- きんぴら
- がんもどきや高野豆腐
- ひじきの煮物
- ごまあえ
- 漬物
仏前にお供えする精進料理も、このような質素な食事がいいですよ。
肉や魚を食べないと物足りないと感じる方もいるでしょうが、お盆の時期は4日くらいなので、そのくらいなら何とか我慢できますよね。
せっかくのお盆休みですから、普段会えない親戚と一緒に色んな話をして楽しく過ごすことが、亡くなった方への一番の供養になりますのでゆっくりと過ごしてください。
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