ドクダミの臭い消し成分と効果のある使い方をまとめてみた
5~7月頃に開花するドクダミは強い臭いを発生させているため、得意な人と苦手な人に分かれると思います。
ドクダミは日本では天ぷらやハーブティー、ベトナムでは魚料理に欠かせないものとなっていますが、実は食べるだけでなく消臭効果も高いことが分かっています。
その消臭成分と効果があった使い方かたについてまとめてみました。
ドクダミの臭い消し成分
ドクダミは繁殖力が非常に強く、一度手についた臭いはなかなか取れません。その独特な臭いの成分は「デカノイルアセトアルデヒド」というものです。
この成分は熱に非常に弱い性質を持っています。ですので、ドクダミが大量発生して駆除したい場合は、熱湯をかけると臭いが分解されて枯らすことがきます。
まずは熱湯をかけて1~2日後に様子をみてみましょう。熱湯をかけた部分が変色していれば大丈夫です。熱湯をかける前より臭いが和らいでいますので、むしりやすいと思います。
手についたドクダミの臭い対処法
もし、手にドクダミの臭いがついてしまったなら、熱に弱い性質を利用して熱湯をかけたいところですが、やけどしてしまうので、お湯でしっかりと洗い流すといいですよ。
ドクダミは油に溶けるので、サラダ油などの油を小さじ1杯手に馴染ませて、しばらく油を手になじませてから石鹸でよく洗うと臭いはほとんど気にならなくなりますよ。
ここまで読むとドクダミは臭いがきつくて触りたくないと思いますが、薬や臭い消しとしても効果を発揮するんですよ。
ドクダミの消臭効果が高い
ドクダミ別名「十薬」と呼ばれるほど、10つの薬効があるとされています。殺菌作用が高いため昔から生薬として使われてきましたが、冷蔵庫や生ごみの臭い消しとして使うことができます。
ドクダミを採ってきて、お茶の葉を入れる袋に入れて冷蔵庫の端に置いたり、三角コーナーに入れるだけで、生臭さが改善されます。
ドクダミは生のままだとデカノイルアセトアルデヒドの成分が残り臭いが気になりますが、乾燥させることでほとんどその成分は消えてしまいます。
ですので、枯れてきたころには消臭効果も薄くなってきているので、また新たなドクダミを入れる必要があります。冷蔵庫のドクダミは洗ってまた入れておけばかなり長持ちしますよ。
その他には、化粧品としても使えますので、ニキビやアレルギー体質の方にもドクダミは重宝されています。
庭に勝手に生えてきたドクダミがあるなら、是非消臭剤として使ってみてはいかがでしょうか。
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