1. ホーム
  2. 日本の行事
  3. ≫月でうさぎが餅つきをしている伝説の由来は何かまとめてみた

月でうさぎが餅つきをしている伝説の由来は何かまとめてみた

十五夜になると満月を見てお団子を食べます。

よく「月にはうさぎが住んでいて、臼で餅つきをしている」という伝説がありますが、どういった由来があるのかまとめてみました。

スポンサーリンク

月にうさぎがいて餅つきをする伝説はインドの神話から

この伝説の由来はいくつかあるのですが、その中でもインドのジャータカ神話によるものが有力だといわれています。

むかしむかしインドにサル、キツネ、ウサギが暮らしていました。
3匹はいつも「こんな動物の姿はイヤだなぁ、悪いことをしたから動物になったのかな?」と話してました。そこで3匹は「だったら、せめて誰からの役に立つことをしよう」と思いつきました。

ある日、3匹は疲れ果てたおじいさんに出会いました。おじいさんはお腹が空いて動けません。おじいさんは言いました。「何か食べるものは無いかなぁ・・・」

その言葉を聞いた3匹は「やった!!誰かの役に立つことができるぞ」とおじいさんのために、すぐに食べ物を探しに行きました。

サルは木に登っていろいろな果物を取ってきておじいさんにあげました。キツネは川に行って魚をたくさん取っておじいさんにあげました。けれどウサギは一生懸命頑張って食べ物を探しても何も持ってくることが出来ませんでした。

そこで、ウサギは「もう一度食べ物を探しに行くので火を焚いて待っていてください」とみんなに伝えてもう一度出かけていきました。サルとキツネは火を焚いて待っているとウサギが戻ってきました。しかしウサギは何も持っていません。

サルとキツネは怒って言いました。「せっかく火を焚いて待っていたのに何も食べ物を持ってこないなんて、嘘つきウサギ!」

するとウサギはこう言いました。「私は食べ物を取る力がありません。ですのでどうぞ、この私を食べてください」そう言ってウサギは火の中に飛び込み自分の体をおじいさんにあげてしまいました。

実はお腹を空かせたおじいさんの正体は神様でした。すぐに帝釈天(たいしゃくてん)という本来の神様の姿に変身して「お前たちの優しい気持ちはよく分かった。今度生まれ変わる時は3匹とも人間にしてやろう。それにしてウサギには可哀想なことをしてしまった。空の月の中に、この優しいウサギの姿を永遠に残してやろう」と言って、それからというもの月の中にはウサギの影がいられるようになりました。

おしまい。

伝説だと言え、ウサギは食べ物が取れない代わりに自分の身を差し出すなんて、なかなかできることではないですよね。この由来を聞いてから、お月様でウサギが元気に餅つきをする姿を見れると嬉しくなりました。

 

 

月の影がウサギと臼に見える理由は海だった

その他にも、ウサギが月で餅つきをしているという伝説には、実際に月を見ると影の模様がウサギと臼に見えるからといわれています。

満月を意味する言葉である「望月(もちづき)」から餅つきを連想してうさぎの横の影が薄に見えたと考えられますが、老人やウサギ自身が食べ物に困らないためなど諸説あります。

月には隕石の衝撃によってできたクレーターという地形があり、その底は黒い玄武岩という層で覆われています。この部分が海と呼ばれて光を反射しないため黒く見えます。

この部分がウサギに見える月の影の模様の正体なんです。

 

海外では月に住んでいるのはウサギではない

世界中のどの地点からもほぼ同じ月が見えています。日本ではウサギと臼が当然とされていますが、月の影の模様は他国では違うものに見えているんですよ。

・日本と韓国~うさぎと臼
・中国~ヒキガエル
・モンゴル~犬
・ベトナム~木の下で休む男性
・ロシア~少女
・ドイツ~薪を担ぐ男性
・東ヨーロッパ~横から見た女性の顔
・南ヨーロッパ~はさみの大きなカニ
・北ヨーロッパ~本を読む老婦

ウサギばかりでは無いことを知っておくと、飲み会などで雑学として使えるかもしれませんね。

シェアをお願いします。

コメントなし

コメント一覧

この記事へのコメントはありません。

コメント

この記事にはコメントできません。